紙とデジタルの両面提案が最大の強みに。自社媒体での試験導入から型をつくった、能登の印刷会社のデジタル提案|石川印刷株式会社様

更新日 最終更新日2026/09/10

更新日 公開日 2026/09/02

クラウドサーカス株式会社が提供する電子ブック作成ツール「ActiBook」とAIチャットボットを活用されているお客様の事例をご紹介します。今回は、ActiBookの活用を推進されている佐味様に、導入の経緯とその後の変化、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

佐味 一郎様(経営企画部)

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石川印刷株式会社様

http://www.ishikawap.com/
導入目的
営業・マーケティングの強化
業種
印刷
部門
経営企画部

目次

はじめに

石川印刷株式会社様は、石川県を拠点に、印刷物の企画・制作を手掛ける印刷会社です。長年にわたり紙の印刷物を軸に地域のお客様を支えてきた一方で、近年は電子ブック作成ツール「ActiBook」やAIチャットボットを組み合わせたデジタル提案にも取り組まれています。

「新しいものは、まず取り入れてみる」という社風のもと、自社の媒体で試験的に運用しながらノウハウを蓄積し、お客様へのご提案につなげてこられました。

今回は、ActiBookの活用を推進されている経営企画部の佐味 一郎様に、導入の経緯とその後の変化、そしてこれからの展望についてお話を伺いました。

導入前の状況と、導入の決め手

――ActiBookを導入される以前は、どのようなご状況でしたか。

佐味様: 当時は紙の印刷物だけを扱っている状態でしたので、その中でどうやって売上を立てていくのかを、常に考えていました。能登半島という地形もあり、都内へ気軽に出ていける環境ではありません。その中でどう売上を上げていくのかという点については、社内でも貪欲に考え続けてきましたし、地元にいながら提案できる新しい手段を探しているところがありました。

――その中で、導入の一番の決め手となったのは何でしたか。

佐味様: 「新しいものを取り入れてやっていこう」という、当社のスタイルそのものが決め手だったと思います。社長が新しい情報に対するアンテナを早くに立てるタイプで、社風としても、良いと思ったものはすぐに取り入れようという流れがあります。

導入にあたっては、いきなりお客様へご提案するのではなく、まずは自社の媒体で試験的に自社利用をしながら進めていくという形をとりました。実際に使ってみて、閲覧のログが取れたり、データとして情報が取れるようになってから、積極的にお客様のもとへ持っていけるチームができていったという流れです。

――数あるデジタルツールの中で、なぜ「電子ブック×AIチャットボット」という組み合わせに可能性を感じられたのでしょうか。

佐味様: はじめは「データ管理をなんとかしたい」という、比較的大まかなご依頼から始まりました。ただ、要件を整理していく中で、書類を自力で探すのではなく、検索すればすぐに出てくる状態こそが大切なのだという考えに至ったんです。

これは提供する側の理屈ではなく、あくまでユーザー目線で見たときに便利だと思えるかどうか。そこに納得できたことが大きかったですね。

――導入時、社員の皆さまのご反応はいかがでしたか。

佐味様: 社風もあって、前向きな反応でした。新しいことが好きなメンバーも多く、自ら立候補して関わってくれる担当者がいる環境があります。そうした人たちが動いてくれたことで、スムーズに立ち上がったと感じています。

具体的な活用・提案方法

――お客様へのご提案は、どのように進められているのでしょうか。

佐味様: まずサンプルを作り、実際に営業担当に試してもらうところから始めます。これはお客様にお見せするためのものであると同時に、デジタルにまだ詳しくない担当者自身が、「これはこういうものなのか」と理解するための材料にもなっています。

――社内でうまく回っている要因はどこにありますか。

佐味様: 制作担当者が新しいものを好きだという点が大きいと思います。制作がサンプルを作り、営業がそれを持ってお客様のもとへ行く。このサイクルができあがっていることが、継続的に提案していけている理由だと思います。




導入後の変化・成果

――想定されていた通りの変化でしたか。予想外の展開があれば、そちらも伺いたいです。

佐味様: 正直なところ、地域性としてデジタルにどっぷり浸かっている土地柄ではないと考えていました。ただその中でも実際にサンプルをお見せすることで、話が前に進んでいきました。言葉で説明するよりも、現物を見ていただくほうが早いのだと実感しています。

また、震災を経て、資料を電子化しておくというお話が地域の中で出てくるようになりました。そうした状況も重なり、取り組みを進めるひとつのきっかけになったと感じています。

――お客様の側には、どのような課題があるとお考えですか。

佐味様: たとえば町役場のようなところでも、必要な書類が見つからないという状態が起きているというお話を伺います。情報そのものは持っているけれど、必要なときに取り出せない。ここは紙のままでは解決が難しい部分ですので、私たちがお手伝いできる領域だと考えています。

――今後、需要が高まりそうな領域はありますか。

佐味様: その延長線上にあるのが、観光関連の案件です。多言語対応が求められる場面は今後さらに増えていくと見ています。

クラウドサーカスの支援について

――クラウドサーカスの支援で「ここはよかった」というポイントを教えてください。

佐味様: いくつかありますが、まずは毎月の定例ミーティングです。コロナ禍を経てZoomが普及したことで、遠方であっても顔を見ながら話せるようになりました。その場で他社の事例をご紹介いただけるのもありがたいですし、個別の案件についてその都度相談できる環境があるのは心強いです。

ツールの面では、営業の提案書のひな型が特に良いと感じています。加えて、必要な情報が共有シートにすべてまとまっているので、社内で確認したいときにもすぐにたどり着けます。

今後の展望

――今後、このツールをどのように活用していきたいとお考えですか。

佐味様: 能登の震災からの復興は、早くても3年はかかると言われています。印刷業としても厳しい状況が続く中で、この状況を打破するために、県外への展開も検討しています。具体的には、岐阜県での展開を視野に入れているところです。

――最後に、同じように悩む全国の印刷会社に向けて、この新しい取り組みへの意気込みを一言お願いします。

佐味様: 携帯電話があっという間にスマートフォンに変わっていったように、印刷会社のあり方も変わっていくのだと思います。

私たちはたまたま紙とインクを持っているというだけで、本質は「情報を届けること」です。その中で、届ける手段が紙なのかデジタルなのか、という違いにすぎません。その両方ができるということが、印刷会社にとって一番の強みになると考えています。

――ありがとうございました!

執筆者 浦 将平

AIチャットボットのプロダクトマネージャー。

7年間にわたり、法人向けの顧客管理ツール、データ統合ツール、CMS、チャットボット、電子ブックのマーケティングを担当し、BtoB領域でのプロダクトの成長に携わる。マーケティング戦略の立案から実行までを幅広く手がけ、業務プロセスの仕組み化を得意とする。

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