サイトリニューアルを機にチャットボットと電子ブックを導入来校促進の足がかりに!|学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校様

サイトリニューアルを機にチャットボットと電子ブックを導入来校促進の足がかりに!|学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校様

クラウドサーカス株式会社が提供する電子ブック作成ツール「ActiBook」、チャットボット「IZANAI」を導入されているお客様の事例をご紹介します。

今回は学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校の業務推進部 広報ご担当 永嶋様、高橋様に取材をさせていただきました。

学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校様

https://clark.ed.jp/

事業内容

学校法人創志学園 クラーク記念国際高等学校様は、名言「Boys, Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)」で知られる、クラーク博士の精神を教育理念に受け継ぐ通信制高校です。日本全国から海外に50以上の拠点を持ち、通信制でありながら全日型教育を受けられる、新たな教育の形を実現されています。

導入の経緯

浦:ActiBook/IZANAI導入前は、どのような課題を感じていたのでしょうか?

高橋様:一番はやはり、来校促進という点です。当校のHPに来ていただいた方に対して、資料請求や来校予約をしていただくにはどうしたらよいか、効果的な方法を探していました。

Web上で当校のパンフレットを閲覧していただき、来校予約をしていただきたい。HPにわかりやすい導線を設けることで、より多くの人に来校いただきたい。このような目的において、電子パンフレットやチャットボットツールは、課題解決の糸口になるのではと考えました。

そのような観点においては、リニューアル前のHPは、中学生や保護者の方の検討度合いを高めていくようなコンテンツがまだまだ不十分だったと思います。こういった理由から、HPを大きくリニューアルすることになり、同じタイミングでActiBook/IZANAIの導入を決定しました。

またActibook導入前は、パンフレットのPDFファイルをそのまま掲載しており、パンフレット自体の閲覧数などを確認できなかったため、そこも改善したかった部分です。

浦:業務推進部/広報チームでは、現在は主にどのような業務をされているのでしょうか?

高橋様:来校促進を含む、より効果的な広報活動を模索しているところです。この広報活動のひとつに、Web上での広報戦略も含まれてきます。

私はもともと教員として7年間、授業・クラス運営・広報業務を担当していました。この7年間で、キャンパスでの生徒募集活動はしてきたものの、とくに「マーケティング」分野に関しては完全に素人だったため、この部署に移動してきて初めて携わらせていただいています。

浦:貴校の広報チームは、一般企業で言うところの集客・マーケティング部署のような役割もされているのですね。

高橋様:全国に多数の拠点がありますので、それぞれの拠点ごとの説明会や個別相談会は、各拠点ごとに実施しております。その中で、全国規模のほうが効率のよい業務に関しては、私たちが一手に引き受けている形です。

浦:広報チームは何名体制なのでしょうか?

高橋様:現在10名ほどのチームで、それぞれの業務を担当しています。基本的には、それぞれの拠点を担当している責任者、広報の主担当者や業務担当者の方たちと、連携・協力して仕事を進める形です。

浦:コンテンツ企画も広報チームの方が行っているのですか。

高橋様:Web記事の制作は、全国それぞれの拠点でニュースをあげていきますが、中でもトップページで掲載したほうがよい記事については、私たちの方で集約して担当の先生にあげていただく形をとっています。


選定理由

浦:ActiBook/IZANAIは、HPリニューアルを機にご導入いただきましたが、どのようなきっかけでHPをリニューアルすることになったのか詳しくお聞かせいただけますか。

高橋様:リニューアル前、当時のHPは、非常に長い期間、デザインなども含めて大幅な更新をせずに運用してきたものでした。そのため、SEO対策の観点からも新しくする必要があり、同時進行で来校促進としても活用できるよう、大幅リニューアルをしていきました。順番としては、IZANAIを先にHPに実装し、その後にHP全体のリニューアルを行っています。

浦:ActiBook/IZANAIは、どのようにお知りになったのでしょうか?

高橋様:IZANAIをいれるときには、すでにActiBookも導入するイメージでお話が進んでいたと思います。

永嶋様:そうですね、おそらくIZANAIの存在を知ったのは、ActiBookを導入する際に、クラウドサーカスの担当者の方にご相談させていただいた時です。

電子ブック「ActiBook」、チャットボットツール「IZANAI」の存在は、他の広報メンバーから聞いて知りました。ふだんは主にWeb検索で情報収集していますが、展示会に参加することもあるため、もしかしたらそういう場所でお話を伺ったのかもしれません。

浦:ツールの導入を検討される際は、ほかのサービスとは比較されましたか?

高橋様:はい。他の広報メンバーと話しているときに、他校さんで導入されている他社のチャットボットの話も出たのですが、ただIZANAIと比べると非常に高額でした。

永嶋様:そういう意味では、IZANAI導入のリスクは極めて低かったと思います。

当時HPを運用する上で感じていた課題は大きく2つあり、ひとつはHPに訪れた方が資料請求フォームに到達する間での「離脱率」もうひとつは資料請求フォームに到達した後の「CV率」です。この2点において、チャットボット導入により多少なりとも解決できるのではないかと考える反面、初めて導入するツールだったため、正直チャットボット自体にどのくらいの効果があるか不安な部分もありました。

しかしIZANAIの費用感であれば、仮に導入してもプラスにしか転ばないのでは?と感じられたのが大きいです。

浦:ありがとうございます。ActiBook/IZANAI導入の決め手になったのは、どのような部分でしょうか?

高橋様:価格と、利用のしやすさが大きいです。サポート体制も手厚く、担当者がついてくださり安心して使えるのも導入しやすい点でした。

浦:実際のサポートはいかがでしたか?

高橋様:ご担当者様には、本当に何度もお電話でご相談に乗っていただきました。IZANAIは設定を理解するまでに時間がかかったので、初期段階でつまずきそうになった時に、すぐにお返事をいただける環境はとてもありがたかったですね。ある程度軌道に乗ってくれば、操作自体は初心者でも触りやすいツールだと感じました。

 

活用と効果

最短経路で資料請求・来校予約ができるようにチャットボットを設計

浦:
現在、ActiBook/IZANAIをどのようにご利用いただいているのかお聞かせください。

高橋様:IZANAIはHPのトップに設置して、最短経路で資料請求・来校予約ができるよう誘導しています。また中学生・保護者の方が来校することに対して、興味関心を「温める」目的のために、簡単な質問に答えるようなコンテンツも作成しました。来校予約をとりたい方がすぐにクリックできるように設計しています。

ActiBookは資料請求された方に資料をお届けするまでの間に見ていただく電子パンフレットとして活用しています。

最近ではActiBookで募集要項も公開したのですが、非常に多くの方に閲覧していただいていて驚きました。またActiBookの中にIZANAIを組み込むことで、さらに予約しやすくなるような導線づくりを意識しています。

浦:ActiBookでパンフレットなどをデジタル化し始めてから、もう1年くらい経つのでしょうか。

高橋様:そうですね。それまではPDFをそのまま貼り付ける形で掲載していたので、そこから比べれば、ユーザビリティもかなり上がったのではないかと。閲覧数を見ても非常に多くの方に見ていただけていると感じます。

浦:ActiBookの中にチャットボットを組み込んでいただくなど、非常に理想的な使い方をしていただき嬉しく思います。実際、ActiBook経由で来校予約はあるのでしょうか?

高橋様:チャットボットの実装後、ActiBook経由で来校予約をしていただく方もおります。ただし、それほど多い件数ではありませんので、この点は今後の課題かと思います。

浦:なるほど。ちなみにIZANAIのシナリオを作る上で、苦労した点を教えてください。

高橋様:いちばん最初の設定は大変だった印象があります。はじめにどういう項目を見せていくのか土台をしっかり決める必要があり、工数も多かったため、初期設定である程度まとめて時間を作って、集中して作業しました。

ただ一度作ってしまえば多少の変更は簡単だと思いますし、フローの作成自体は仕組みを理解できれば非常にわかりやすいように作られていると思います。

浦:ActiBook/IZANAIをご導入いただいてよかった点、成果を感じる部分があればお聞かせください。

高橋様:まずは、とても多くの方に閲覧いただけていることに成果を感じています。見てみたいと思っていただけるコンテンツを提供できるようになったのは、とてもよい変化だと感じているところです。

浦:来校予約など、CV数に変化はありましたか?

高橋様:IZANAIを導入して説明会の予約数が大きく伸びたという結果はまだ得られてはいません。ただ、ただチャットボット経由での資料請求いただいた方の来校率が高い傾向も出ており、少しずつではありますが効果はでているのかなと感じています。

IZANAIもActiBookも、はじめから100点の正解例があるわけではなく、よりよいコンテンツへのPDCAを回せるツールだと感じています。ActiBookは当初パンフレットの掲載のみの予定でしたが、募集要項を掲載してみたところ、閲覧数を大きく伸ばすことができたのもその一例です。

浦:ありがとうございます。ちなみにActiBookの閲覧ログで、パンフレットごとにどのページがどのくらい見られたかは把握されていますか?

高橋様:パンフレット・募集要項すべて合わせて83コンテンツと非常に数が多いため、どのパンフレットのどのページがどのくらい見られたか、というところまでは把握できていません。ただコンテンツが見られた総数は計測しており、全国規模のパンフレットは次年度にむけてリニューアルがかかる時期でもあるため、必要なものは適宜出していけたらいいなと考えています。

浦:ActiBook/IZANAIの満足度を教えてください。

高橋様:コンテンツをある程度整えるところまではできていますし、たくさんの方に見ていただけている手応えも感じられています。ただ来校予約のCV数をより上げていきたいと感じているので、伸びしろを期待して、現時点では80点くらいだと思います。

 

今後の展望

浦:今後ActiBook/IZANAIを使って、やっていきたいことがあれば教えてください。

高橋様:中学生・保護者の方たちが興味を持っているコンテンツを、ニーズに合うよう、ますますアップデートしていきたいです。

また非常に多くの方に閲覧していただいているという成果が出ていて、必要とされているコンテンツは追加できている、ツール自体を活用できている。と手応えを感じているからこそ、実情としてCV数に繋がっていないのが歯がゆいところでもあります。今後はCV数をのばすためにさらにどのようなことができるか、サポートしていただけたら嬉しいです。

浦:作成したチャットボットの効果検証・改善に関しては、弊社としても今後も引き続き支援させていただきます。

高橋様:こういったコンテンツ作成や来校促進施策は、明確な正解がない問題だと感じています。たとえば他校さんのチャットボットを参考に拝見すると、質問がもっと簡易的だと感じることもあるのですが。当校は拠点数も多く、一律にこういう教育をしていますという発信がしにくいため、当校なりの正解を探していく必要があると感じます。

あとは、中学生や保護者の方の「電話するほどでもないけど、知りたいな」という希望に対して、チャットボットを通して、求めている情報にたどりつきやすい導線を提供するなど、まだまだできることがあるとも感じています。試行錯誤しながらアップデートしていきたいですね。

浦:今後も弊社のCSをご活用いただき、貴校がますます成果を出せるようサポートさせていただければ幸いです。

今回はインタビューのご協力ありがとうございました!


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